ダンスを仕事にしようと
私が進学を選んだのは
日本女子体育大学 舞踊学選考でした。
入学後、想像してはいたものの
周りの子は3歳からバレエをやっていたり、
ダンスの英才教育を受けているような子たちがゴロゴロいるような学部で
15歳から始めた私がついていくのはかなり大変でした。
バレエでも、ジャズでもモダンダンスでも実力では勝てない…
その中で、新入生歓迎会のビラで『競技ダンス部』が目を引きました。
もともと中学時代に姉宛に送られていた大学案内のパンフに
競技ダンス部のページがあり、
それがとってもかっこよかったのもあり、
入学前から興味はありました。
当時の勧誘の謳い文句が
みんな同じスタートラインで、しかも日本一の結果を出している名門校。
学生連盟という他大学との多くの出会い。
充実した学生生活。
どのジャンルで身を立てていこうと迷っていた私は、
同じスタートという点と
男性との多くの出会いやコミュニケーションがとれるというところに響き
ココで実績を作ってプロになり、先生になるのと
彼氏もGETして大学生活はバラ色Happy♡と
純粋とよこしま10:90で入部しました。
現実はそんなに甘くなく
体育会系の洗礼が待ち受けていました。
週2回の練習会と週3回の自主練
ほぼ毎日踊っていました。
はじめは甘い言葉と優しい対応で接していた先輩方も
入部したとたん厳しくなり、
練習内容も体育会ならでは
かなりハードでした。
そのおかげで体重もみるみる落ち
人生で何かに全力で打ち込むという経験をしたのは
初めてでした。
外見が変わったことも、
初めての大会で優勝したこともそうですが
結果を出して日の目に当たるということが
何よりの自信でした。
そしてこの道で生きていきたいという
想いが膨らんでいくのです。
そして痩せたことによって得た副産物は、
男性がどんどん寄ってくるという状況でした。
優勝経験や上級生との試合で実績を作ったこともあり
モテるとは無縁だった私が
初めてモテを経験して天狗になって有頂天になってました。
顔も自信に満ち溢れてますね
この時に外見を整えることの大切さを
身をもって感じたのを覚えています。
しかし栄光の日々は長く続かず
そこから急転直下の如く
転落していくのです…
続く…